ウニは性別によって味が違う!?雌雄を見分ける方法とは

ウニはトゲトゲとした黒い生き物ですが、雄のほうが濃厚で美味しいと言われているのをご存じですか?
そもそも雄・雌の性別があったことを知っていましたか?雄は高級食材として扱われています。

日本は世界で一番ウニを食べている国でもあります。
実は縄文時代の貝塚から大量のウニの殻が見つかっており、はるか昔から食べられていたそうですよ。

今でこそ高級食材として扱われているウニですが、誰が初めに食べたのでしょうか。
あのトゲトゲした黒い物体は、海でどのように生活しているのでしょうか。
実はトゲトゲの間に吸盤があり、それらを使って海を移動するんです。
想像するとなんだか可愛くて愛着が沸いてきますね。

1.ウニって?

ヒトデやナマコの仲間で、棘皮(きょくひ)動物に分類されます。
トゲとトゲの間にある、吸盤状の管足(かんそく)と呼ばれる伸び縮みする管を使って、水中を移動します。
トゲは外的から守るためにあり、炭酸カルシウムで作られています。

世界に生息しているウニは900もの種類がいるとされていて、100年以上生きるものもいます。
日本のウニは長くても14~15年と言われています。

日本はウニ消費大国ですが、そのうち9割は輸入です。
国内だけではまかない切れず、世界各国から輸入されています。

誰がウニを食べ始めたかですが、これに関しては詳しく分かっていません。
少なくとも縄文時代には痕跡が残っているので、それよりも昔になることは間違いないようです。
それにしても、あのトゲトゲを口にする勇気がすごいですね。

2.雄・雌の性別の見分け方

ウニは雄・雌を外見から見分けることはできません。
性別を区別するためには、殻を割って、いつも食べている部分の色を見ます。
このいつも食べている部分が生殖巣で、雄の精巣は濃い黄色のような色、雌の卵巣は赤に近いオレンジ色をしています。

殻を割らなくても見分ける方法もあります。
産卵間近の時期に、軽くウニをたたくと、生殖孔からオスの場合は白い精液を、メスの場合は白い糸のような卵を出します。

もちろん精巣と卵巣とで中身も違うので、味も違います。
一般的には雄のほうが濃厚で美味しいと言われていて、精巣だけを集めたものが高級食材として扱われています。

3.美味しい時期がある

ウニの食べ頃は身がしっかり入っている成熟期と思われがちですが、
この頃のウニはとても苦味があり、身も崩れやすく、商品にすらできません。

ウニは1年間で生殖サイクルがあり、産卵期の1~2カ月前に生殖巣が発達するので美味しいと言われています。
地域やウニの種類によって旬は様々ですが、6月~8月の夏の間がベストシーズンです。

4.国内で食べているウニの種類

世界には900種類ものウニが生息していて、日本では140種類いるとされていますが、
そのうち国内で食用として水揚げされるものは4種類程度になります。

●バフンウニ

日本で一番有名なウニです。東北から九州にかけての日本海沿岸で獲ることができます。
ウニ特有のトゲトゲが短く、たわしのような見た目が特徴的です。
外見は4センチほどしかなく、小ぶりで中身も小粒ですが、味は濃厚で、食べ応えがしっかりあります。
全国で漁獲できることから、暖かい地域を筆頭に、南から順番に旬を迎えます。

●ムラサキウニ

生息地はとても広範囲で、日本海側であれば秋田県より南、太平洋側であれば茨城県より南になります。
ムラサキウニの身は産地によって微妙に異なっていて、西に行くほど黄色が濃くなる傾向です。
名前の由来はトゲの部分を太陽にかざしてみると濃い紫色に見えることから、ムラサキウニと呼ばれるようになりました。
味は濃厚でコクがあります。産地によって味も変わってくるのも魅力のひとつです。

●エゾバフンウニ

主に、北海道で獲ることができます。身が鮮やかなオレンジ色をしており、とても甘いのが特徴です。
オレンジ色は「エノキネン」というビタミンAが色素の元になっており、鮮やかであるほど甘味が強いとされています。
綺麗なオレンジ色のものを選ぶと良いでしょう。

●アカウニ

収穫量が他のウニに比べて少なく、高級食材として知られています。
産地は長崎県と佐賀県です。トゲが赤く、平たい形をしているのが特徴です。
バフンウニもアカウニと呼ばれることがありますが、別物ですので注意が必要です。
とても濃厚な甘味を持っており、ファンも多く、人気のウニです。他のウニと比べると旬の時期が遅く、9月~10月になります。

5.まとめ

いつも食べていた部分は生殖巣だったんですね。
雄と雌でも区別されており、一般的には雄のほうが濃厚で美味しいことが分かりました。

一方で、雄と雌どちらも販売されていて、食べ比べができるお店もあります。
雌のほうが味わい深く、甘味が濃いという意見もありました。
それぞれ好みがありますので、この機会に食べ比べてみるのもいいかもしれませんね。
日本では色々な種類のウニが獲れますので、その地域の旬のウニを味わってみましょう。

おすすめの記事