毛ガニは北海道だけじゃない?意外と知られていない毛ガニの産地とは

「蟹」と聞いて思い浮かぶ産地は北海道ではないでしょうか。中でも毛ガニはトップクラスの人気があり、北海道で蟹といえば毛ガニのことを指すのだそうです。

産地を知って、お気に入りの毛ガニを見つけたいですね。

毛ガニの主な産地は?

主な毛ガニの産地と言えばやはり北海道です。時期をずらしてほぼ全域で獲ることができるので一年を通して毛ガニを楽しめます。

 

オホーツク海、太平洋沿岸の噴火湾、根室沖、日高沖の4つが主な産地となっておりそれぞれ獲れる時期が異なります。それは資源保護や乱獲防止の為であり、漁獲量を決めて獲る事になっているのです。

オホーツク海

3月から6月にかけて水揚げされるのがオホーツク海沿岸です。

春先まで流氷によって漁が出来なくなってしまいますが、その間にロシアの方から流れてくる栄養豊富なプランクトンが発生します。たくさん食べて質の良くなった毛ガニは別名「流氷明け毛ガニ」とも呼ばれており、ブランドとしても有名です。

 

現地では毎年毛ガニ祭りが開催され色々な料理を楽しむことができます。オホーツク海での漁は水揚げの期間が長く、獲れる範囲も広いので漁獲量は北海道でも1番です。

噴火湾

7月から8月になると太平洋沿岸の噴火湾で水揚げが開始されます。

その名の通り活火山が周りにあるため温泉が多くあります。温泉からでるミネラル成分が栄養となるので海産物に恵まれています。

 

ミネラルのおかげで身は柔らかく絶品なのですが、漁獲量が限られているため数は少なく貴重な毛ガニとなっています。レアな噴火湾産の毛ガニも食べてみたいですね。

根室沖

9月から12月にかけて太平洋沿岸の根室沖で水揚げされます。

毛ガニの餌となるプランクトンや貝などの資源が豊富にある為、丸々と成長した毛ガニを獲ることができます。水温の寒暖差が激しいので身の締まった毛ガニとなり人気の産地です。

 

また、餌が豊富な点と毛ガニ保護の為に小さいサイズものは海にリターンするという点から、他の産地よりも比較的サイズが大きい毛ガニが獲れます。

日高沖

12月から2月にかけては太平洋沿岸の日高沖で水揚げされます。

一年を通して美味しい毛ガニを食べることが出来ますが、やはり人気があるのは冬の蟹です。日高沖は潮と潮がぶつかり合い激しい波が生まれます。その影響でプランクトンが多く発生しているので毛ガニにとって十分な餌となります。

 

日高昆布で有名な昆布も餌にしており良質な栄養を取っているので、その分蟹みそや身が濃厚な味わいになります。

北海道以外の産地・岩手県

北海道に次いで有名なのが岩手県産です。

岩手の宮古では毛ガニ祭りが開催されるほどで品質が高いのがポイントです。12月から4月にかけて水揚げされます。北海道産と比べて小ぶりですが、身は甘く蟹みそは磯の香りとコクが楽しめます。

 

北海道産とは違い、岩手県産は冬から春にかけての季節限定なので狙ってタイミングを狙っておきましょう。

漁獲量

毛ガニの漁獲量は年々減っている傾向にあります。漁獲量トップのオホーツク海産ですが2019年には870トン、2020年は5割近く減少し454トンとなりました。毛ガニの漁獲量を回復させるためにも現段階では漁獲量の上限を定めています。8㎝以下の蟹やメスの蟹は海に戻し取り過ぎないように調整しているのです。それに伴い毛ガニの価格も上昇気味ですがこの取り組みは応援していきたいですね。

ブランド毛ガニ

毛ガニには有名なブランドがあります。オホーツク海で獲れる北海道が産地の「雄武毛ガニ」はパンパンに身が詰まっており甘い蟹みそが特徴のブランド蟹です。水揚げの際に良い毛ガニをしっかりと選別しているので、美味しいものを間違いなく食べることができます。

 

太平洋沿岸の厚岸町で獲れる「大黒毛ガニ」は一日100匹しか獲ることの出来ない貴重な毛ガニです。寒暖差のある大黒島で育つので身が引き締まっています。厳しい基準の選別をクリアした毛ガニだけが大黒毛ガニになれるので高品質なものが味わえますね。

 

北海道の大きな湾で獲れる「噴火湾産毛ガニ」は身が溶けるように柔らかく、蟹みそもまろやかなのが特徴です。活火山があることからミネラルを多く含んでおりそれによって身も柔らかくなります。他の毛ガニとは一味違った味わいです。

 

毛ガニは北海道以外にも岩手県や宮城県、兵庫県など様々な場所で水揚げされています。毛ガニが育った環境によって味わいは全く変わってきますので面白いですね。スーパーや魚屋さんには日本産の毛ガニだけではなく、ロシア産やカナダ産などの外国のものも置いてあることがあります。外国産は日本産と比べてサイズが大きく、食べ応えは抜群です。ただ、鮮度の問題があるのでボイルされたものが一般的で価格も国産より安くなっています。

 

鮮度を選ぶのか、価格を選ぶのか、味を選ぶのか千差万別です。購入する際はしっかりおすすめポイントを聞いてからにしましょう。

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