ホタテの卵巣と精巣とは?お刺身で食べても大丈夫なのかを解説

貝殻のついたホタテは普段なかなか目にすることは少ないですが、BBQをする時にあるとパッと華やかになりますよね。焼いて食べたり、蒸して食べたり、時にはお刺身で食べたりと調理方法は色々あります。

 

そもそもどの部分が食べられるのか、知っていますか?オスとメスがあるって知っていますか?メスの卵巣はとても美味しく、決まった時期にしか手に入らない貴重なものなのです。

ホタテにはオスとメスがある

ホタテは生まれてから1年はオス、それ以降はメスに転換します。オレンジ色の卵巣が付いているものがメス、乳白色の精巣が付いているものがオスになります。ホタテ貝の仲間はだいたい同体のものが多いなか、日本のホタテは生殖巣に違いがあるので見分けが付きやすいですね。

 

また、12月から4月にかけて産卵期を迎えるために大きくなります。卵巣はこの時期にしか付いていません。食べることができるのもこの時期になりますね。オスの精巣も産卵期に向けて大きくなり、5月ごろの産卵期が終わると小さくなるのが特徴です。

 

卵巣について

卵巣はカロテノイドによってオレンジ色になっています。このカロテノイドには強い抗酸化作用があり、抗がん作用やアンチエイジングにも効果があります。油と一緒に食べることにより効果は高まります。バター焼き、あるいは蒸したホタテをレタスなどの葉物野菜と一緒にサラダにして、オリーブオイルをかけて食べるのはいかがでしょうか。

 

卵巣ではなく貝柱にオレンジ色の粒が付いている場合、ホタテエラカザリという寄生虫の可能性が高いので注意して下さい。人には寄生しないと言われていますが、取り除いて食べることをおすすめします。

 

また、漁師の間で赤玉と呼ばれている、1000粒に数粒しかない、貝柱自体がオレンジ色になっている個体があります。これは大変珍しいもので、カロテノイドが貝柱に豊富に含まれているため、積極的に食べるといいでしょう。地元では希少価値が高いことから縁起物とされています。

 

食べられる部分

貝殻を実際開けていきましょう。ケガをしないよう十分注意して下さいね。まず、ふっくらしている貝殻を下にして貝の口を開けていきます。貝はがしがあるといいですが、なければステーキナイフで貝柱を外していきます。

 

まずは、上になっている貝殻の内側をゆっくりナイフで這わせます。もしホタテの口が閉じてしまっても、しばらくするとまた開いてきますので、手を挟まないよう注意し、安静にして待ちましょう。貝が開いたら、ウロ(中腸線)と呼ばれる黒い部分があります。ここには貝毒があるので、加熱調理しても、もちろん生でも食べられません。取り除いて下さいね。

 

次に、貝柱の周りに付いているものが、貝ヒモです。端を持って軽く引っ張ると取れます。貝ヒモは食べられますので、塩もみし、少し時間をおいてから水洗いして、ぬめりを取りましょう。

 

その下にあるビラビラしたものがエラです。エラは食べられません。卵巣(または精巣)が見えてきます。柔らかいので潰れないよう優しく扱いましょう。メスの場合はオレンジ色、オスの場合は乳白色、どとらの場合でも食べられますよ。薄い膜が付いていますので、剥いてから食べるのが美味しいですよ。

 

卵巣(または精巣)を外すと、またエラがありますので、取り外して捨てて下さいね。残った貝柱はナイフを下に入れ、貝柱と貝殻を離します。

 

順を追って説明してきましたが、食べられるものは貝ヒモ、卵巣または精巣、貝柱で、食べられないものはウロ、エラとなります。基本的には砂抜きをしないで食べられるので、とても取り扱いやすい貝ですよ。天然ものだと稀に砂抜きが必要な場合もありますが、アサリなどと同じ方法でOKです。

 

新鮮ならお刺身でもOK!卵巣や精巣も食べられる

スーパーでホタテを買う場合、生食用と書いてあれば、お刺身として食べることができます。お刺身として売っているものは、貝柱だけで卵巣(または精巣)が付いていないことが多いですよね。では、卵巣(精巣)は生でも食べられるのでしょうか。答えは、新鮮なものであれば卵巣(精巣)もお刺身として食べれます。

 

とれたてのものがお店で出てくるのであれば問題ありませんが、家庭で食べる場合はしっかり加熱調理するほうがいいでしょう。卵巣(精巣)が付いているのは、1月から5月の産卵期の時期だけです。夏から冬にかけては食べることができません。

 

ホタテ貝には貝毒がありますので注意が必要です。ホタテの貝毒はウロにありますので、しっかり取り除くことが必要でしょう。一般的に、スーパーで売っているものであれば毒の規制値が定められていて、安全性が確保されているので安心して食べることができます。

まとめ

ホタテはお刺身として食べることは可能ですが、とれたての新鮮なものに限ります。新鮮かどうか分からない時は加熱調理して楽しんで下さいね。貝柱は切り方によっても触感や味に違いが出ます。歯ごたえを楽しみたい時には縦スライス、甘味をより感じたい時には横スライスです。機会があれば是非試してみて下さいね。

 

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