タラバガニで有名な産地はどこ?日本産や海外産の漁獲量は

タラバガニの漁獲量はどれくらい?産地はどこ?

冬の時期になるとおせち料理や鍋、しゃぶしゃぶ用など、カニへの期待が高まります。特にタラバガニは脚身が長く太いため、身が多く詰まっているのが魅力的です。

 

そんな日本人に愛されているタラバガニですが、実は国内産のタラバガニの漁獲量は毎年100~500トンくらいしか獲れないのを知っていますか。そのほとんどは海外産でまかなっているのです。海外産は国内産の約10倍の漁獲量があります。水産業者の多くが大量に輸入しているため、安い価格で購入できるのが魅力です。

 

国内産タラバガニの産地はすべて北海道で、カニの期待が高まり需要が伸びる冬の時期になると大勢が買い求めるため、冬場の国内産タラバガニは価格が非常に高くなります。海外産の産地としてはロシア産やアラスカ産、ノルウェー産が有名です。安く買い求めるなら海外産、贅沢な気分を味わうなら国内産と分けると良いでしょう。

北海道産地のタラバガニは漁獲量が少ないため大変貴重

国内で採れるタラバガニはすべて北海道産で、主な生産地は網走(あばしり)や羅臼(らうす)になります。北海道近海の近くにはオホーツク海があり、そこから栄養が豊富なプランクトンが流れてきて、北海道産タラバガニの栄養源となります。自然と身がプリプリした甘いタラバガニが育つ環境が整えられているのです。

 

しかし北海道産地のタラバガニを購入したいと思っていても、漁獲量が少ないため手に入りにくいのが現状です。日本では海の生態系のバランスを崩さないために、漁が禁止されている場所や禁漁期間が増えてきているため必然と漁獲量が低下していっているからです。

また北海道産と名を売っていたとしてもロシア産の場合が多いので注意しましょう。北海道近海ではタラバガニはあまり獲れないため、ロシアの海域であるオホーツク海まで獲りに行く漁師さんたちが多いからです。日本の法律ではたとえオホーツク海でタラバガニを獲ったとしても、日本の船に乗っていた場合は「日本産」と表示して良いことになっています。外国の船が獲った場合は「外国産」と表示されます。しかし近年はロシアの規制によりオホーツク海に日本船が入ることはほとんどありません。

 

日本で加工したものの中にも、生産地は海外なのに「日本産」や「網走産」と表記されている場合があるため日本原産を求めている方は気をつけましょう。市場にはほとんど国産タラバガニは出回っていないと思った方が良いです。北海道産地のタラバガニは大変貴重なのです。

ロシア産地のタラバガニは海外産で1番漁獲量が多い


海外産タラバガニの輸入が1番多いのがロシア産です。ロシア産タラバガニはオホーツク海で獲れますが、海外産では1番美味しいとの呼び声が高いです。オホーツク海にはタラバガニのエサであるプランクトンが非常に多いからです。

 

春になると栄養を豊富に蓄えたプランクトンが付いた流氷が溶けだします。するとオホーツク海にプランクトンが大量に発生します。肥沃な海の恵みによってタラバガニは身が引き締まった大きいものが育つようになるのです。ロシア産のタラバガニの旬は春から夏にかけてなので、ロシア産を狙うならこの時期に獲れたタラバガニを購入することをおすすめします。

アラスカ産地のタラバガニは安定した漁獲量の確保が望める

アラスカはアメリカの最北端にある国です。アラスカ産タラバガニはベーリング海峡で獲られています。このベーリング海峡とはどこかというと、アメリカ大陸とユーラシア大陸の間を流れる海峡のことです。ロシアとアメリカを分けている海峡といえばわかりやすいかもしれません。

 

ベーリング海峡では流氷と共にプランクトンが豊富に流れてくるため、タラバガニのエサが豊富です。ロシア産や北海道産とも比べて大ぶりなタラバガニが育ちやすい環境と言えます。さらにアラスカ産は輸送コストを加えても安価で取引できるため、大ぶりのカニを求めている水産業者によく好まれて購入されます。

 

また、寒い地域で獲れるタラバガニは身が引き締まって美味しくなる傾向があるため、アラスカ産タラバガニには定評があります。アラスカ産地のタラバガニを購入することの最大のメリットは、安定した漁獲量の確保が望めることでしょう。アラスカではほとんど禁漁区などを設けていないので、漁が盛んに行われています。

タラバガニ漁の制限がほとんどないからこそ必然的に獲れる量が多くなるのです。これが日本へタラバガニを安価で安定供給できることへとつながっています。しかし唯一の懸念点は距離や鮮度の問題で、基本的に現地でタラバガニを冷凍しておくことでしょう。冷凍されたカニは業者が見ても品質が良く分からないというデメリットがあります。

 

ノルウェー産地のタラバガニは近年漁獲量が減ってきていて貴重

ノルウェー産のタラバガニは、ロシアとノルウェーの間の流域で獲られます。ノルウェー産タラバガニは漁獲量が多いため日本に多く輸入されています。海外産の多くはロシア産かノルウェー産であることが多いです。しかし最近はノルウェーでも漁獲規制が取られて希少性が上がっています。身はプリプリでジューシーな味わいのカニです。

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