ズワイガニを存分に味わう料理の方法と捌き方

ズワイガニの名前の由来は?

刺身、焼きガニ、カニ鍋、ボイルなどいろいろな料理に使われ、
多くの人に親しまれているズワイガニ。
名前の由来はそのスタイルの良い長い脚が木の枝に
似ていることからつけられたともいわれています。

まっすぐ伸びた細い枝を表す 「楚(すわえ)」
という昔使われていた言葉が訛って「ズワイ」に変化し、
「楚のようなカニ」が「スワエガニ」になり、
最終的に「ズワイガニ」という呼び名に
落ち着いたという説が有力だとされています。

 

ズワイガニは多くの呼び名を持つカニでもあります。
例えば山陰地方ではズワイガニは松葉ガニと呼ばれています。
出荷の際には足が折りたたまれるのですが、
この姿が松葉に似ているということで
この名前がつきました。
オスとメスでも違う呼び名がついているのも
ズワイガニの名前の特徴ですが、
山陰ではメスのカニは親ガニやこっぺガニと呼ばれています。

 

また、北陸地方ではオスのズワイガニが
越前ガニという名前で知られていますが、
これは昔の地名がそのままついたものです。
メスはセイコガニ(セコガニ)や香箱ガニと呼ばれます。

その他、丹後半島では間人(たいざ)ガニと呼ばれており、
これは漁港の名前に由来するものです。
地方によって呼び名は異なりますが、
ズワイガニの茹で方やさばき方
などの扱い方や食べ方はあまり変わりません。

ズワイガニのさばき方

ズワイガニの甲羅にはとげがあります。
ケガを防ぐためにも調理の際には軍手などを着用すると安心でしょう。

まずはお腹の三角形の部分を包丁で切り取っていきます。
この部分は「ふんどし」と呼ばれています。
ポイントとしては、
お腹と三角形の部分の間には隙間があり
包丁が入れやすくなっているので、
そこに上手く刃を入れると良いでしょう。

 

切るというよりはお腹の殻を割るような感覚で刃を入れていきます。
刃が中まで通ったら、
ふんどしと呼ばれるお腹側からめくるようにし、
甲羅からはがしていきます。
反対側も同じようにして、お腹と甲羅を外します。

 

カニ味噌は外した甲羅にまとめておきましょう。
はがしたお腹側にはカニ味噌が詰まっています。
カニ味噌は美味しいだけでなく
ビタミンEやグリコーゲンやタウリンなど、
栄養たっぷりなのでぜひ余すことなくいただきましょう。

ズワイガニの身を取り出す

綺麗に身を取り出すには
キッチンバサミと割りばしを使うと良いでしょう。
お腹の部分についた脚の付け根は
キッチンバサミで切り落としていきましょう。

腹部には灰色のガニと呼ばれる
エラがついているのでこれを取り除きます。
ガニは食べられないので取り除いたガニは破棄してください。
腹部は手で割っていきましょう。
お腹の部分は5つに分かれているので
これに沿って割いてください。
次に割りばしを使って身を取り出します。
足がついていた側の穴を箸押すようにすると身が出てきます。

ズワイガニの食べ方

ズワイガニはボイルにして食べても美味しいカニですが、
生でも食べられるのはズワイガニならではの食べ方です。
刺身で食べるととろけるような
食感と特有の甘みを楽しむことができます。
刺身用のズワイガニをより美味しく食べられるよう、
処理方法を覚えておきましょう。
また、カニは鮮度が命の食材です。
調理をする際は手早く済ませ、出来立てを食べるのがお勧めです。

刺身として食べる調理法

脚を切り離したら、
取り出しやすいよう殻にキッチンバサミなどで切れ目を入れます。
胴体の根元から足を切り離し、
太い方から数えて2番目の関節の部分で
切り取ってカニの足のいちばん太い部分を刺身にします。
殻を開いたら身を取り出しましょう。

 

切れ目を開いて殻とカニの身の間に指を入れ、
カニの殻を取ります。
取るのが難しい場合はほんの数秒熱湯にくぐらせると
取り出しやすくなりますが、
せっかくのフレッシュな風味が損なわれてしまうので
できるならそのまま食べることをお勧めします。
最後に身の表面についている赤い膜を剥いで取ります。

 

氷水に入れる殻から身を取り出したら、
氷水に5分ほどつけておきましょう。
氷水で洗うとカニの身は花が開くように広がります。
わさび醤油やカニ酢につけて食べましょう。
お好みの味付けで刺身を味わいましょう。

カニ味噌を食べる調理法

ズワイガニはカニ味噌を食べられるカニです。
お酒のお供にいかがでしょうか。
胴体からカニ味噌を取り出し、
甲羅の中に入れ、日本酒を大さじ2ほど振ります。
次にお好みでズワイガニの身を加えて混ぜましょう。
直火にかけたらふつふつとしてくるまで待ちましょう。
最後に味を確かめて、
お好みで適量のしょうゆを垂らして出来上がりです。

 

国産のズワイガニは主に冬が旬ですが、
海外では日本と旬の時期が異なることもあり通販サイトでは
通年で美味しいズワイガニを購入することが出来ます。

旬の時期は価格も比較的低くなるので
ぜひそれぞれの旬の時期に購入してみて、
お好みの産地や食べ方を探してみるのも面白いかもしれません。

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