カツオの産地で有名なのはどこか?ブランドなど県別で解説さ

有名なカツオの産地

高知「土佐のカツオ」

カツオのたたきの産地と言ったらまず思いつくのが高知県です。
「土佐のカツオ」は有名で、県の魚にカツオが指定されています。
高知県のカツオ漁は一本釣魚業がほとんどで遠洋から近海のかつお釣船は2月から3月頃に太平洋に出航してグアム島付近から小笠原や東北地方の沖まで10ヶ月間ほどカツオの群を追いかけながら漁をします。一本釣りは身を傷つけることなく品質がいいです。

 

漁獲量でいえば全国の10%ほどですが、それは一本釣りにこだわっているからこそ。消費量を見ると全国でも随一の消費県です。
ポピュラーに食べられるカツオのたたきは藁で焼いて塩だけでも食べられます。
また土佐の郷土料理に「ちちこ」というカツオの心臓を煮た郷土料理があります。
弾力のあるもちっとした食感で臭みも少なく、希少な一品ですが美容にもいいとされているので一度は食べてみたいですね。

和歌山「すさみケンケン鰹」「しょらさん鰹」

和歌山県はすさみ町の「すさみケンケン鰹」と串本町のカツオを「しょらさん鰹」といってブランド化されています。
一隻の船に1人か2人が乗り込み、船を走らせながら疑似餌を踊らせ一本釣をするケンケン漁法により釣り上げるカツオで、ケンケン漁で釣り上げたカツオは直ぐに活け締めして冷水につけられ短時間で市場に運ばれるので鮮度も抜群です。たたきで食べられることが多いですが、「しょらさん鰹」は刺身の法が美味しく食べられます。

また和歌山には「初ガツオ」でも「戻りカツオ」でもない「もちガツオ」があります。「もちガツオ」とは「初ガツオ」で釣ってから4時間から5時間以内のもので脂肪分が少なくつきたての餅のような弾力のある食感のカツオの事です。切ってみないとそのカツオが「もちカツオ」かわからないので、偶然にも食べることが出来たらラッキーですね。

静岡「焼津鰹節(やいずかつおぶし)」

漁獲高で有名なのは静岡県です。「焼津鰹節(やいずかつおぶし)」が有名です。水揚げが日本一なのでいろいろな加工品が作られています。
焼津の鰹節は宮中新嘗祭に献上される鰹節で、焼津市で生処理をし煮塾して焙乾製造し、鰹仕上節、鰹荒仕上節、鰹荒節の認定基準をクリアしたものです。
焼津式の鰹節は改良型本鰹になります。また製造工程においてかつおの残渣も飼料や肥料や機能性食品になどに使用。

煮汁も調味料に利用するなどして無駄なくカツオを使用つくしています。他にも「生利節(なまりぶし)」といって鰹節になる前のカツオを茹でたり蒸したりして一度だけ焙乾したもので、刺身とカツオ節の中間の食べ物です。食べ方も刺身や煮物、そのままほぐして混ぜご飯にしても美味しいです。
また「酒盗」と言ってカツオの内臓を使った塩辛の事で、これを食べるとお酒を盗んででも飲みたくなる程おいしい酒に合う珍味とされています。
土佐では「ちちこ」と言っていましたが、焼津でも「へそ」と言って同じように食されています。

 

鹿児島「枕崎鰹節(まくらざきかつおぶし)」「指宿鰹節(いぶすきかつおぶし)」

鹿児島県にも地域ブランドの「枕崎鰹節(まくらざきかつおぶし)」や「指宿鰹節(いぶすきかつおぶし)」があります。
カビを付け、少しずつ水分を抜きながら熟成したものを「枯れ節」といいます。
枕崎鰹節は本枯れ節で枕崎漁港で水揚げされた良質の鰹だけを使って枕崎市内でカビ付けと天日干しを何度も繰り返して作り上げた天然の食品になります。指宿市は鰹節の最高級品である「本枯本節」の生産量日本一です。

そして指宿鰹節は特許庁により地域団体商標登録をもらい国からも地域のブランドである事を証明されました。
そして鹿児島の薩摩節は古来より受け継がれた薩摩型本鰹です。

 

宮城県の気仙沼市もカツオの水揚げでは有名なところです。2017年から海の日は「気仙沼カツオの日」と定めてお祭りなどのイベントが行われています。
6月から11月に水揚げされていますが、旬は戻りガツオの時期で9月から10月です。この時期のカツオは丸々と太り脂が乗っていて人気です。
たたきよりも刻みネギにわさび醤油や生姜醤油で食べるのがおすすめです。

 

沖縄

沖縄県はカツオ消費量日本一で、初ガツオを日本で一番早く味わえる地域です。沖縄の方言でカツオのことを「あやがちゅー」といい親しまれています。
主に初ガツオを漁獲し、脂身が少なくさっぱりとした味わいを楽しめます。また湿度が高いのでカツオの長期保存用に鰹節製造も盛んに行われました。
鰹節には脂身の少ないカツオが適しているのでまさに鰹節向きのカツオが獲れていたんですね。

カツオは北上してUターンし帰ってくる間に、それぞれの産地で一番美味しく食べられる方法で食されています。
初ガツオや戻りガツオでも獲れる場所によっては脂の乗りが違うので、有名な産地で新鮮なカツオを現地一番のおすすめの食べ方で食べることが出来たらそれが一番美味しそうですね。
しかし、製氷技術や冷凍技術の発展のおかげで庶民の食卓にもおいしいカツオが届くようになりました。
保存方法や切り方に気をつけて家庭でも美味しくいただきたいものです。

 

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