牡蠣がおいしいのはどこ?人気の牡蠣ブランドをご紹介

日本各地で行われている牡蠣の養殖

海に囲まれた日本列島。北は北海道から南は沖縄まで全国各地の漁場が、それぞれの地の利を生かしながら、独自の生産技術を用いて牡蠣を養殖しています。このため地域を代表する牡蠣ブランドも、数多く誕生してきました。

現在、日本で流通している牡蠣ブランドは、代表的なものだけでも約30種もあるそうです。

有名な牡蠣ブランド

カキえもん(北海道・厚岸)

北海道の東部に位置する厚岸(あっけし)は、深く入り組んだ海岸と、陸側に厚岸湖を擁する自然に恵まれた良好です。北の海なので夏場でも水温が低いのが、厚岸の特徴です。低温の海水でゆっくりと時間をかけて育つ過程で、ふんだんに栄養を取り込んだ牡蠣は身がふっくらと太り、とろけるようなコクがあります。収獲後は紫外線で殺菌した海水による蓄養を行い、厳しい食品検査を通過したものだけを出荷するなど、徹底した衛生管理が行われています。

 

また、一年中出荷されているのも、大きな特徴です。厚岸の海は一年中低温なので牡蠣の成熟度を調整しやすいため、夏場でもおいしさを保つことができるのだそうです。

もまれ牡蠣(宮城県・唐桑)

世界三大漁場の一つとして知られる三陸沖では、昔から牡蠣の養殖が盛んでした。リアス式の三陸海岸の中央に位置する唐桑半島は、養殖漁場に最適な環境。ここで育つ牡蠣は、種牡蠣の採取から2年半の年月をかけて、手間暇をかけて育てられます。

 

三陸の潮の流れにもまれながら、じっくりと時間をかけて栄養を取り込んだ牡蠣は身が大きく、ぷりぷりの弾力をもっており、海の栄養分が凝縮した濃厚でミルキーな味わいです。

的矢かき(三重産・志摩)

牡蠣のエサとなるプランクトンが豊富な、リアス式海岸という地の利と、先人の知恵と努力によって生まれました。豊かな漁場で育まれた的矢かきは、ふっくらとした身は甘みが強く、上品でジューシーな味わいです。

 

特許を取得した独自の浄化方法によって、徹底した安全管理が行われいます。このため、生食用の牡蠣として一流ホテルや高級レストランでも採用されています。ていねいな製法によって生産されているので数が少なく、希少価値が高い高級ブランド牡蠣です。

室津(兵庫県たつの市)

瀬戸内・西播磨灘に面する室津港には、千種川と揖保川から栄養分をたっぷりと含んだ真水が流れ込んでおり、牡蠣の生育にぴったりの環境です。過密生産を避けて大切に育てられた牡蠣は、栄養分をしっかりと取り込んでまるまると太り、ふっくらとやわらかな味わいです。

 

加熱しても身が固くなったり、ちぢんだりしないのも特徴で、生だけでなく焼き牡蠣や鍋にも最適です。

かき小町(広島県)

かき小町は卵を産まない牡蠣です。通常の真牡蠣は産卵期の夏になると、栄養分をすべて産卵のために使うので身が痩せてしまいます。しかし、かき小町は卵を産まないように品種改良されており、旬の冬に限らず、一年中おいしい牡蠣が供給できるのが特徴です。

 

そして育てるのには手間暇がかかるため、こちらも希少価値の高いブランドです。一粒一粒ていねいに育てられた牡蠣は、瀬戸内の海を揺りかごにしてのんびりと育ち、殻から身がはみ出しそうなほど大きく肉厚に育ちます。その豊潤でジューシーな味わいは、一度食べたら忘れられないことでしょう。

鏡オイスター(熊本県・八代海)

とても大きくて肉厚な貝柱、そして濃厚でコクのある味わいが特徴です。八代海は、米国では高級ブランドとして知られる「クマモト・オイスター」発祥の地です。欧米人に好まれる小ぶりな牡蠣で、日本に逆輸入されるほどの人気です。

 

しかし、現在日本での生産は困難とされており、市場に流通するほどの生産量は見込めていません。そこで新たに、八代海のブランドとして誕生したのが鏡オイスターなのです。クマモト・オイスターの兄弟といえますね。小粒でも味はきわめて濃厚、牡蠣本来のおいしさが堪能できます。

ひがた美人(大分県)

ヨーロッパなどでは干潟で育った牡蠣がおいしいと人気ですが、日本では海水の中で海流にもまれながら育てられるのが一般的です。ひがた美人は日本では珍しい、干潟で育てられた真牡蠣です。

 

干潟は潮の満ち引きによって海面が消えたり、現れたりします。干潟に設置された養殖カゴは、この潮の満ち引きによって1日に2回、海水から姿を現わし、太陽の光と海風にさらされます。これを繰り返すことで、奥の深い味わいが生まれるのだそうです。

 

また、一粒一粒分かれた状態で育成するシングルシード方式が採用されているのも特徴です。この方式で育てると、牡蠣の殻がシングルシードと呼ばれる深いくぼみのある形になります。深みのある殻の中でのびのびと育つため、肉厚で丸みのある身がそだち、そこには旨みがぎゅっとつまっています。

 

ひがた美人の名前のとおり、きめ細かでつやつやの身のべっぴんさん。女性やお子様でも食べやすい小ぶりサイズですが、牡蠣のおいしさが濃縮された濃厚な味わいです。

 

このように様々なブランドの牡蠣が国内にはあります。
それぞれ味や大きさなど違いを楽しむこともできますね!ブランド牡蠣を購入する機会があったら是非食べ比べてみてはいかがでしょうか?

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