ウニと痛風の関係〜食べすぎなければ大丈夫
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1.痛風について

痛風は体の中の尿酸値が高くなることによって引き起こされる病気です。
尿酸の値が高い状態が長期間続くと高尿酸血症になりますが、そのまま放っておくと、
足の親指の根元のところなどが腫れて激しい痛みを感じるようになります。
これは一時的な症状で、10日ぐらいで痛みが治まるため、痛風発作と呼ばれていますね。

発作は繰り返し起きますが、治療をしないと足首や膝、足の甲、アキレス腱のつけ根などにも痛みが起きることがあります。
痛みは激痛で、耐え難いものです。やがて発作が起きる頻度も増してきて、関節の周囲や耳などの体の他の部分に結節ができます。
尿路結石ができたり腎臓が悪くなることもありますね。最悪の場合、慢性痛風になってしまいます。

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2.痛風とプリン体の関係

遺伝子成分の核酸の構成要素の1つである塩基の中のアデニンとグアニンというのがありますが、これをプリン体と呼んでいます。
つまり、プリン体は悪いものではなくて、もともと体の中に存在し、人が生きていくためにどうしても必要なものなんですね。
プリン体は細胞の代謝や増殖に使用されますが、使われなかったプリン体が放出されて変化し最終的に尿酸になります。

尿酸は常に生成されていますが、常に排出されてもいるので、体内の尿酸の量はいつも一定に保たれています。
健康な男性の場合は、約1,200mgです。
正常値であれば全く問題がないのですが、いくつかの原因によって尿酸値が高くなって高尿酸血症になると慢性痛風につながっていくんですね。

3.尿酸値が高くなる原因

痛風は尿酸値が高くなることで起きる病気ですが、尿酸値が高くなることにはいくつかの原因があります。
1つは食事の習慣ですね。プリン体を多く含む食品をたくさん食べると尿酸値が高くなります。
もう1つは飲酒の習慣です。これは、体の中でアルコールが分解されることによって尿酸が生成されるからです。
また、アルコールが分解されるときには乳酸も生成されますが、乳酸は尿酸の排出を妨げてしまうので、尿酸が体に残りやすくなります。
ビールや発泡酒など、お酒そのものの中にもプリン体が含まれていますね。

精神的なストレスも尿酸値を高めるとされています。
それで、出張中や大事なプレゼンテーションの前に痛風発作が起きたという例もありますね。
緊張だけでなく、久しぶりのゴルフなどで気持ちが高揚しているときにも発作が起きることがあります。
さらに、適度な運動はいいのですが、激しい運動をすると尿酸値が高まることも知られています。
また、腎臓病やがんなどの病気、利尿剤や免疫抑制剤などの薬が尿酸値に影響を与えることもありますね。

4.ウニのプリン体はそれほど多くない

プリン体が多いと尿酸も多くなるので、プリン体の多い食品を多量に摂取すると痛風になるリスクが高まります。
プリン体の多い食品には、鶏肉のレバー、白子、煮干しなどがありますね。
鶏肉のレバーには100g当たり312.2mgのプリン体が含まれています。白子は305.5mg、ニボシは746.1mgです。
プリン体が100g当たり200mgを超えるものはプリン体が多い食品に分類されます。

ウニの場合は100g当たり137.3mgのプリン体しか含まれていません。
ですから、プリン体が多い食品というわけではありませんね。
また、実は、食品に含まれるプリン体は、ほとんどが腸内で分解されてしまうことが分かっています。
ですから、プリン体の多い食品を一度にたくさん食べすぎたり、毎日ずっと食べ続けるのでなければ、問題ないということですね。

高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインによると1日に摂取するプリン体の量の上限は400mgが目安とされています。
ウニ寿司に乗っているウニの量は約10gですから、ウニを1、2個食べたぐらいではプリン体の摂り過ぎとは言えませんね。
ウニ丼のウニも70g程度なので、ご飯に含まれるプリン体と合わせても非常に多いとは言えません。
ただ、ウニを含め魚介類や内臓系の食品を毎日たくさん食べていると痛風になるリスクが高まりますから、何をどのくらい食べるかは注意が必要ですね。

5.痛風を予防するために

痛風を予防するには肥満にならないように注意することが必要です。
近年の研究で、肥満になると尿酸値も影響を受けることが分かっています。
肥満の人は過食であったり、白子や内臓、肉などを好んで食べることが多いので尿酸値が高くなりがちです。
また、内臓脂肪の蓄積によって尿酸が増えることや尿酸の再吸収が起きることがあることが分かっています。

それで、すでに肥満気味であれば、減量すると痛風になるリスクを減らすことができます。
また、毎日十分の量の水分を摂ることも大事です。1日に1.5~2リットルほどの水を飲むのが理想的です。
水を飲むと尿の量も増えるので、尿酸も排出されやすくなります。
また、お酒の飲みすぎにも注意が必要ですね。
それから、激しい運動は避けますが、ウォーキングなどの有酸素運動はストレス発散、肥満の解消につながるので痛風に対する予防効果があります。

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